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お祭りの音が聞こえる
小さな提灯を持った子供ら2人が先を急ぐ
その後を両親が付いていく
4人とも浴衣を着ている
お母さんらしき人の浴衣の柄だけが目に飛び込んでくる
黒地にピンクの花とピンクの帯が目立つ
4人が懐かしい景色に溶け込むように
先を急ぐ人波に見えなくなる
昨日とは違う汗ばむ空気で
探せば弱い風がほほをなでる
今夜も月は見えない
お祭りに私も行きたくなるけれど
用事を一つ思い出してしまう
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