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 ところで、呪いを返された従姉妹はどうなったのかというと、彼女もまた小鳥になっていました。ええと、これは一体なんなのでしょう。私、鳥の種類には詳しくないんですよね。 「カッコウ」  あ、答え出ました。それにしてもカッコウ……。託卵しそうだからってこと? じゃあ、私はなんでハクセキレイだったの? 「警戒心がないからだろう」 「そんなあ」  とりとめもないことを話す私たちの横で、従姉妹の婚約者さまが笑顔で従姉妹を捕獲していました。とても豪華な鳥籠は、住み心地もよさそうです。 「すごいですねえ。特注品でしょうか?」 「そうだろう。数年単位で予約をしておかないと手に入らないような逸品だろうな」 「はあ、愛ですねえ」  なんだか、従姉妹のやらかしを事前に知っていたかのようなタイミングの良さですが、たまたまですよね?  カッコウがけたたましく鳴いていましたが、ホトトギスではないので喉は大丈夫でしょう。婚約者さまは従姉妹を溺愛しているようなので、悪いようにはならないと思いたいです。 「どうかな。嫉妬に狂った男は怖いよ?」 「ひえっ」 「婚約者殿にはしっかり手綱を握ってもらおうか」  急なホラー展開は止めてください。  あのところで、お義兄さま。人間に戻った私とお義兄さまの使い魔契約ってどうなったんでしょう。まさか奴隷契約にスライドしたりしてませんよね?
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