第6話「試練」

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その頃…惑星メヒア郊外の街…ベルナティオでは奇怪な事件が起きていた。 ?「またか?何なんだ?この遺体は?おい?須藤」 須藤「はっ何でしょうか?黒木警部」 黒木「彼女は…来ているか?」 須藤「シャーロッテ様の事ですね?はいそれならもうとっくに来ていますよ」 ??「ふむふむ。この遺体は死後数時間と言った所ですね?」 須藤「こらお前勝手に死体に触れるな」 黒木「須藤。そいつは良いんだよ。」 エリー「ワトソン。何かわかったか?」 ワトソン「ええ!色々と。まず一つ断言できる事はこれは人の手による殺人ではない。と言う事です。」 ワトソン「腹が破裂し中から未知の生物が生まれた形跡があります。生前の彼女が最後に見たものは自身のお腹から生まれる未知の生命体です」 エリー「未知の生命体??」 ワトソン「はい。」そう言うとワトソンは指をパチンっと鳴らした。すると…ホログラム映像のような幻影がシャーロッテの前に出現した。 ワトソン「彼女の生前のイメージを元に作り出したものです。」 エリー「何だ?これは?」 ワトソン「私にもわかりません。ただ一つ言える事はこの星のどの生物のそれでもない。と言う事です」 須藤「はっ!!!警部あれですよ!!。少し前ニュースでやってた。えーと流星群がどーのこーのって?」 ??「ふんっバカバカしいそんな話し信じろっていうのか?」 黒木「重原。疑いたい気持ちはわかるが…彼が言うんだ!!?間違いない」 エリー「なるほどな。ワトソン。その生命体は彼女のお腹から生まれた後何処へ行ったかわかるか?」 ワトソン「断言できませんがおそらくベルナティオ海岸の方です」 エリー「何故?そう思う?」 ??「簡単な事さ。シャーロッテ。その生命体は生まれたばかりの赤子。成長しようにも暫く時間がかかる。であればまずは栄養分の宝庫である海に行くのが定石。」 エリー「戻ったのか?シャーロック」
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