運命の赤い糸

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何これ? 目覚まし時計のアラームを止め、ベッドに腰掛けてスマホをチェックしようとしたら、私の左手の小指から赤い線が伸びていることに気付いた。 恐る恐る右手で持ったヘアブラシで触ろうとしたけど、あえなく空を切る。 この赤い線はレーザーのように一直線に伸びて、私の部屋の壁を通り抜けていた。 小指を動かせば、赤い線もその動きに合わせて伸びる。 微妙だが赤い線の先も移動しているように見える。
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