運命の赤い糸

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「美紗っち、なに陰キャおちょくってんの、新しい遊び?」 びくっと身体が反応する。 やばっ、見られた! 話に夢中になって周りを気にしてなかった! 「ま、まあね。こいつキョドり方が可笑しくてさ、見てると面白いんだよね」 「程々(ほどほど)にしときなよ。美紗っち、美人なんだから勘違いさせたら、そいつストーカーになるよ」 「うん、気を付ける」私は樹里の後ろについてグループの集まりに戻った。 私は居心地が悪くなり、矢口と目を合わせられなかった。
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