詩の匂い

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詩の匂い

邂逅の果てに訪れた景色は あなたとの指切りを果たせたのだろうか 哀悼の雨に諭された未明は かなたの微睡みを結い眠れたのだろうか さみしい、…と。 慈しもうとしては 儚き夜に震えて かなしい、…と。 愛されようとしては 狂いし春に揺れて 今でも、あなたは…明け渡した命に、貫かれて。 あの繰り返す夢に、いるのだろうか。 懐かしき詩の匂いと共に bd69379b-0d85-4c3a-abbf-bbc95fe287d5
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