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私は若返りの薬を飲んでから今までに起きたことを話した。こんな年下の、成人もしていないような少女に話す内容ではないことはわかっている。でも、話す口が止まらない。
少女は私の目をみつめ、黙って話を聞いていた。その姿は、十代の少女とは思えないくらい落ち着いていて、老成した雰囲気さえ感じられる。その様子は不気味だった。
やはり、この少女は魔女なのだろうか。
私が一通り語り終えると、少女はにっこりと微笑み、
「つまり、無条件で愛されたいということですね」
そう、結論付けた。
間違ってはいない。間違ってはいないのだが、自分以外の人から言われると、その欲求が愚かなもののように思えてきた。
若返っただけでも奇跡的なのに、そのうえで愛されるなんて。
「であれば、この薬をお飲みになるのがよろしいかと」
少女が棚から小瓶を取り出し、蓋を開ける。
手渡された小瓶から漂うのは、どこかで嗅いだことのある甘い匂い。中身は前よりも濃い、黒に近い紫色の液体。
これは。
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