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【二章:ルークス王国騎士団】
村で起きた惨劇から一日。
村の異変に気付いたのか、王国から派遣された騎士団がやってきて、僕は彼らに保護された。
取り調べの為に色々聞かれたけど、今の僕には、冷静に受け答えする程の余裕はなく、口を閉ざした。
それから僕は、王国にある孤児院の教会預かりとなり、身寄りを失った子供として匿われる事になった。
修道女達は口を揃えて「あなたは何もしなくていい」だの「もう大丈夫」だの、口先だけの綺麗事を並べていた。
僕に気を使っての発言なんだろうけど、余計なお世話だった。
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