前作「ファンタジア宇宙物語」のあらすじ

1/1
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ

前作「ファンタジア宇宙物語」のあらすじ

  この物語は、今から54781年の遠い未来のお話───、 銀河歴38901年元旦───。  第7銀河にあるバスタブ帝国第540代皇帝サリタルは、グレン・ベリン帝国のファラオであるナーダ・レーア姫に一度は最終兵器を奪われるが、ナタロンやサブリナ達部下の働きによってそれを見事に取返す。  その後、ナーダ・レーア姫との交渉の末、意気投合し、皇帝サリタルは彼女を第八王妃として迎えることになったのだ・・・  ───それから暫くした後、謎の侵略者ヘルケーネン宙人によって第7銀河を追い出されてしまったサリタルを始めとしたバスタブ帝国であったが、グレン・ベリン帝国の民衆とともに、一時的に移住することができる銀河を探していた。  この「お家を探せ!」が目的の航宙船レープレ号の主要な乗組員は───  船の最高指導者がサリタル皇帝、その第2王妃のナキナル、第3王妃のナーダ・レーア(第2~6王妃が離縁したため、二人とも繰り上がり)、隊長兼船長のナタロン、副隊長兼科学分析主任のレルトル、航宙船の主任パイロット兼砲術士で宙軍パイロットのカラダン中尉、副パイロット兼戦闘隊長のサブリナ、主任整備士で宙軍整備士のキーデン軍曹、軍医のマーキュリア少尉、皇帝の近衛兵のビイとナズ、軍曹見習いの第1王子ラビケン、の計12名であった───  しかし、サリタルに絶縁状を叩きつけた第2から第6王妃が支配する第3銀河への移住は無理と分かり途方に暮れていたのだが、第6銀河の半分を勢力下におくケス・テレス王国の王女の娘であるタリーナ姫から、移住と彼女への求婚の権利を得るための「7つの試練」のチャンスを与えられ、当然の如くサリタル皇帝は飛びついた!  1つ目の試練は、恒星系リラリラーリの第4惑星バロバーロにあるとのことで、ダイスの目7と12で決まったサブリナとラビケン王子の二人が試練に挑戦するが、壮絶な舞台劇の末に二人とも絶命してしまう───  だが──、生命をも惜しまない二人の覚悟に心打たれたケス・テレス王国の王女の命令によって、サブリナとラビケン王子の二人は蘇生され、航宙船レープレ号に無事戻されたのである。  その後、1つ目の試練で固い絆で結ばれたラビケン王子とサブリナは婚約したのだが、その二人の労をねぎらうため、正十二面体のダイスの目の7と12の数字を、サリタル皇帝は自身のナンバーである1に書き換えた!・・・のだが。  さて、2つ目の試練が待ち構えるラプラトレグ恒星系ヘリセ・デアリカ星に向かうのは、一体誰になるのか───?
/21ページ

最初のコメントを投稿しよう!