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ついで
東洋のはるか過去の時代。
「曹操の息子の曹丕、あろう事か漢王朝をなくして自ら皇帝となるとは。ようし、今後もそれに対抗していこう」
「劉備様、その前にやるべき事があります」
「何だ孔明」
「上様が皇帝となるのです」
「何だと。それでは私がこれまで皇帝になるためにやってきた事になるではないか」
「しかし今は領民の事を考えるべきです。皇帝となれば民の支持率が大きく上がるはずです。それに上様は漢の皇帝の血筋。充分資格があります」
「わかった。お主の言う通りにしよう」
こうして、魏、蜀、呉の3人の皇帝が並び立つ三国時代が始まった。
「皇帝って世の東西を問わず忌み嫌われる存在なんだな」
「そういやあの小説では聖武天皇だったな」
「ドラマでは司馬仲達に変わってたな」
「え、司馬炎ではなかったかな」
「えーっと、世界史の教科書は、と」
わかる人いるでしようか。
―――終わり―――
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