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「ねぇ!見て陽向!」
「もぅなにぃ?」
休み時間ポケット参考本を読んでた陽向は制服の袖を掴み引っ張られた。
呆れた顔で親友、渡辺凜果が見せるスマホの画面を見る。
そこには自分と同い年ぐらいのバンドグループが歌ってる動画があった。
「ね!めっちゃいいでしょ!。リーダーの大樹推し何だけど箱推しになりそう♡」
「全く興味ないんだけど‥‥凜果そう言うの好きだよね~」
「イケメンに目がないの!」
「面食いか‥‥」
興味なさげにする陽向に凜果は「むぅ」と頬を膨らませた。
「もぅ!つまんない大人みたいな会話しちゃって〜!。陽向は好きな男とかいないの?」
親友の言葉にビクリッと身体を震わす。
「おぉ、その反応は好きな殿方がいるんだね〜♪」
「い、いないわよ!」
記憶の脳裏に浮かぶ幼稚園から中学まで一緒だった幼なじみ‥‥‥今ではもう遠い存在だ。
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