決着をつける時

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“そうですか… 私達は…どちらでも構いませんよ ただ…” 鈴木が川野優香里、啓祐の前に座り 2人の顔を覗き込むようにして言う… “あなた方が派手に稼ぎまくったことで 噂によると 物凄く心証を悪くされてる方々がおられようです… ん~… やっきになって探してるようですよ… 啓祐さん… では… 話しはここまでで どうぞ お帰りください” そう突き放すように言うと立ち上がって そっぽを向いた… 急に啓祐が ブルブルと震え出すと “待ってくれ! 警察! ポリを呼んでくれ!” と慌てて叫び出した “何言ってんのよ!” 優香里が叫ぶ “帰りたいんならお前ひとりで帰れ! 俺は警察に行く! お前… あいつらに捕まったら風俗に売られるぞ!” 途端に優香里の顔が真っ青になる “では… 警察に連絡しましょう…” 落ち着いた様子で鈴木がフロントに断りをいれると 警察に連絡をした…
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