決着をつける時

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日付が変わって… 聖はマンションへ帰ってきた… ドアを開けると そこには 寒々しい部屋が広がっていた… 俺は… いったい 何をしていたんだんだろう… 紗羅を守るために そう思ってしていたことは 全て 紗羅を傷つけていた… 結局… 紗羅を泣かせていた… ポンコツで最低のクズ野郎だ… 後悔と自責の念にかられ 聖は 真っ暗なリビングのソファーに 頭を抱えて座り込んだ… その時… 突然 リビングの灯りがついた… え? 驚いてふりむく聖の前に紗羅が立っていた…
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