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健二は
自ら立ち上げたプロジェクトに夢中のようだ
患者だけではなく
家族も一緒に…
残り少なくなった日々を過ごせる
新しいタイプのホスピスを作りたい
そう思っていた
その思いが
ようやく現実へと向かい始めた
健二の顔は
やる気と自信に満ち溢れていた
詩織と過ごした最期の日々は…
健二にとって
かけがえのない日々で
それは
詩織にとっても…
そうであって欲しいと心から思っている…
そんな健二が
患者だけではなく
遺される家族にも寄り添える…
そんなホスピスを作ろうとしていた
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