一緒に山へ行こう

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次の週はスポーツ店を何軒かまわり、何足も履いて靴を決めた。
気を遣ってしまって、早く安易に決めようとした私を見抜き、窘め、気長に付き合ってくれた。
その他に私が興味ひかれた物に足を止めると一緒に見てくれて、そこからまた話が広がる。
遠藤くんも自分の見たいところに立ち寄り、これが好き、あれが好き、など色々教えてくれた。
一人暮らしで料理はよくするようで、調味料に詳しいのが意外な一面だった。

その次の週は2回目の高尾山に行こうとしたが雨だったので、一緒に映画を観た。
2人とも観たい映画が違ったので、ジャンケンで決めて私が負けた。
遠藤くんはガッツポーズしながらチケットを買いに行く。
変に譲ってこないのも嬉しい。
遠藤くんオススメの映画は王道のアクション映画で、スカッとする話だった。
終わった後、私も楽しく興奮して一方的に感想を聞かせた。
遠藤くんはうんうんと笑いながら聞いてくれた。