第五話 麻美

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「いや、それはいいよ」 「どうしてよ?」 「医者の患者を治すことへの使命感だけは心から尊敬できるけど、学校を出てすぐに先生とよばれる人種はたいていが世間知らずで自分を偉いものだと勘違いしている。特に医者っていう人種は自分が結婚には最適の条件を持っているってことを隠そうともしない。それどころかそれをアピールしてきて、俺と付き合えることをありがたく思え、みたいな感じを出してくるから」
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