第3話(CLOUDSONIC)

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その頃…八木の上司にあたる藤堂という男は…幹部に呼び出され事務所まで来ていた。 ??「藤堂くん?動画の伸びはどうだい?」 藤堂「それなりの調子を維持できていますっ!!?」 ??「それなり?微妙なニュアンスだね?」 藤堂「ダッハハっ(笑)!!?大下さんがそこまで心配する必要はありませんよっ!!?」 藤堂「なんたってうち等は現在…チームとして1位っ!!!?このまま行けば…来週には3億入る見込みなんですからっ!!!?」 大下「そうかい?ならっ!!?安心だね?」 大下「それはそうと藤堂くん?例の案件どうなってる?」 藤堂「そちらの方も滞り無く進んでいますっ!!!?全てこの私にお任せ下さいっ!!!?」 大下「OKっ!!!?期待して待っているよ!!!?今日はもう帰っていいっ!!!?久々に早く帰って家族サービスでもしてあげなさいっ!!!?」大下という男はそう言うと…ニンマリ笑う。 そして藤堂は間髪入れずに「お気遣いありがとうございますっ!!!?」と返して深々と頭を下げてその場を立ち去って行った。 その後…部屋で一人きりなった「大下」は流れる雲を見ながらポツリと呟くっ!!!? 大下「くくくっ(笑)!!!?KHAKICROWN!!?今に見てると良い…ボクが必ずキミの正体を掴んでやる」 そう話す…大下の目は決意に満ち溢れていた。そしてこのことが後に「CLOUDSONIC」を追い詰める事になろうとはこの時まだ誰も予想できては居なかった。得体の知れないKHAKICROWNの正体に…大下が翻弄されていたのと同じ様に…動画の視聴者の9割が騙されていたからだ…!!!?「KHAKICROWN」という男の猿芝居に!!!? ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪                     END 順調な滑り出しを見せていたCROWNSONICは…次なる犯行計画を練っていた。一方で…KHAKICROWNを別サイドから追っている男の元にとある一報が届く。そして…大下の思惑が交差していき次週「KK《ダブルケイ》」「第4話へ続く」
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