そうだ、学校へ行こう

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ある日、珍しく早くに目が覚めたので、午前中に居間に行ってみた。 母さんは驚いた。 そして、喜んでくれた。 いつもより早く起きたとは言っても、常識的には遅い時間だった。 それでも、母さんは喜んでくれた。 なぜだかそれが、私には嬉しく思えた。 もう学校に行けない私。 そう思われていたはずなのに。 やっぱり、朝は起きて欲しいと思ってくれているんだ。 いい加減、昼夜逆転の生活をしている自分が嫌になってきたところだった。 そもそも、朝に起きていなかったら、学校に行く行かないの話にすらならない。 まずは、朝に起きれるようになろう。 私はそう決心した。
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