我ら、毒グモ軍団

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そして、僕を追うバレー部達は諦めて立ち去った。 「骨太君から聞いたよ。 あんたがあの噂のひーちゃん?」 「えっ、……オレって噂の男?」 「骨太君から沢山、武勇伝を聞いたよ。 逃亡者君とゴッツだって!」 「逃亡者?誰⁇ゴッツ??? 「隣りのクラスの奴だよ。 そいつは最強ちゃ! まだ、隣のクラスに居るかもしれん。 行ってみよう!」 そこには、これから伝説を繰り広げる、逃亡者君とタムロ君がいた。 僕はタムロ君は知っている。 だって、小学校の門で色付きひよこを買って仲だもん。 その話は次に話すね。 ボス君が行った。 「今日も、山に秘密のバイクを乗りに行こう!」 どうも、話を聞くと山でバイクを発見したそうだ。 そして、彼らはコソッと山に入り林道でバイクに乗っているそうだ。 「ひーちゃんも行かないか?」 「えっ………大丈夫なの?」 山に行った。 山を少し登ると、適当に作った山小屋があった。 どうも、このメンバーで作った山小屋みたいだ。 「ちょっと休憩していく⁇」 疲れたので休憩したが、ヘビや獣が出て来そうなので全然ゆっくり出来ない。 「さぁ、行くか!」 いつも皆んなを引っ張ってるのはボス君みたいだ。 「あれが俺たちのバイク!」 50ccのボロボロのモトクロスバイクがそこにあった。 皆んな、運転に慣れている。 ボンボン、林道を走ってる。 「ひーちゃん乗ってみる?」 バイクなんて初めてだ。 最初は怖かったけど、だんだん慣れて少しスピードを出した。 「わーーーーっ? 曲がりきれない。」 バイクごと林の中へ…… 林の中でバイクは止まった。 「ひーちゃん大丈夫か?」 顔には蜘蛛の巣が張り付き、大きな蜘蛛が…… 「ギヤヤヤッ!」 皆んな笑ってる。 そして、何故かその日以来、彼らと毎日遊ぶ事になった。 「ひーちゃん、毒グモ、大丈夫だった?」 「あれって毒グモ?」 「さぁ……⁇」 我ら、毒グモ軍団誕生!
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