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逃亡者君もタムロ君もいなくなった。
地元に残ったのは、僕と骨太君、ボス君の3人だけになった。
やっぱり、毒グモ軍団は解散したのだと実感した。
そして、ボス君は県内の大学だけど、なかなか逢えなくなった。
あっ、その後、ボス君はナス子さんと別れたそうだ。
ナス子さんは付き合うにつれて、だんだんワガママになっていったそうだ。
ナス顔でワガママだったら最悪だね。
突然、ボス君が僕の家にチャリンコでやって来た。
相変わらず、ボス君は中学から変わらない。
いまだにチャリンコだとは……
僕はメデタく車を買った。
「ひーちゃん、久しぶりにナンパしないか?
ひーちゃんは彼女が欲しくないのか?」
「まぁね……」
ボス君はギラギラした目で僕に擦り寄って来た。
どうもボス君は発情期に入ったみたいだ。
僕らは、骨太君の家に行った。
ゴメン、彼女が来てるんだ。
「こんにちは。」
あれっ、また、違う彼女?
今回の子は、あんまり可愛くないよ……
前の彼女の方が良かったのに……
もしかして、骨太君もやっぱり顔で選ばないのかな……?
それとも、新しいモン好き?
(この彼女が後に問題を起こすのだ……)
仕方なく、僕とボス君2人でナンパに出掛けた。
僕達は、前回、骨太君の教え通りにナンパした。
「へい、彼女!僕らとドライブ行かない?」
割とすぐにナンパに成功した。
普通の女の子2人組みだ。
さすが骨太君のナンパ術だ。
しかし、この後、ボス君が裏切り行為に出たんだ。
長くなるのでまた、明日。
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