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ディスコって、その当時、男同士の入場は禁止されていた。
入り口で女性に声を掛けて一緒に入らせて貰うしか方法は無かった。
運良く、中に入れても声を掛けた女性はすぐに店内に入ったら逃げていった。
僕は言った。
「ナンパ率100%じゃないの?」
逃亡者君は言った。
「俺達が100%の伝説を壊したみたいだ。」
僕は思った。
僕達は、本当にモテないのかも……
僕達は負の悔しみを忘れるために必死に踊り狂った。
逃亡者君もギブスの状態で杖を持ち、踊りまくった……
踊り疲れて、ディスコを出て、僕達は食事をする場所を探した。
何処の店も土曜日だったので、席は空いていなかった。
逃亡者君は言った。
「ここの居酒屋なら、あまり並んで無いから座れそうだ。
ここで待とう。」
僕は言った。
「僕達、車だし居酒屋って酒を飲む場所だろ?」
逃亡者君は言った。
「居酒屋って沢山のメニューが有るらしいよ。」
僕は言った。
「じゃ、待とう!」
僕達は席が空くのを待っていた。
店員が「相席だったら空きましたよ。」と言ってきた。
えっ、相席?
そこにいたのは女性2人組だった……
長くなるのでまた明日。
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