我ら、毒グモ軍団

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突然、タムロ君がやって来た。 僕達は新婚生活をアパートで暮らしていた。 突然、チャイムが鳴った。 《ピンポ〜ン♪♪♪》 あっ!タムロ君だ! 「ひーちゃんの住んでるアパート、ひーちゃんの親から教えて貰って、やって来たよ。」 そう言えば、タムロ君には、新居を教えてなかった。 タムロ君は愛知県でバスの運転手をして久しぶりに帰って来たそうだ。 「タムロ君、こんな所で立ち話も何だから、家に上がりなよ。 結婚式で会ったけど、ちゃんとタムロ君の事を紹介するから!」 「ぼ、ぼ、ぼ、僕はいいよ……」 そう言えば、タムロ君は女性と話すのが苦手だったんだ…… 「ひーちゃん、また来るね。」 僕はタムロ君を追いかけて行ったが、タムロ君は逃げるように立ち去った。 そして、骨太君の家にも現れたそうだ。 でも、同じようにタムロ君は顔だけ見て逃げるように帰ったそうだ。 それ以来、今までタムロ君とは会っていない。 タムロ…… 頑張っているのかな…… その後、タムロ君だけ消息不明だ……
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