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24歳、それぞれの道。
僕の家庭は、長女が生まれて家を建てた。
お金が有る訳じゃ無いけど、ここは田舎。
どうせ、家賃を払うより家を買う方が後々、楽になると思い思い切って家を建てた。
引っ越しの手伝いに、骨太君がやって来てくれた。
奥さんと一緒に。
えっ、奥さん?
そう、骨太君は、あれからすぐに新しい出会いがあったのだ。
今回は綺麗な人だ。
そして、明るい爽やかな人だ。
良かったよ。
別れて正解だよ。
引っ越しも終わり、食事をしていたら、骨太君が言った。
「逃亡者君も彼女が出来たみたいだよ。
秋田出身で秋田美人。
逃亡者君より5歳年上だって!
今度、彼女を連れて帰って来るって言ってた。」
僕は信じられなかった。
逃亡者君に彼女が出来るなんて……
僕は言った。
「あんな破天荒を許す人なんているのだろうか?
まぁ、5歳年上だから、きっと子供扱いされてるんだね。」
僕の妻は言った。
「あなたも、逃亡者君とほとんど変わらないよ。
私もあなたを子供扱いしてるよ。」
「わーーぉ……」
骨太君の奥さんは言った。
「骨太さんも、いずれは子供になるんですか?」
僕は思った。
この人、天然だ……
その後、ボス君と逃亡者君から年賀状が届いた。
ボス君もいつの間にか結婚をして、子供が1人。
逃亡者君も秋田美人の彼女とツーショット写真。
そして春には結婚を予定してるそうだ。
皆んな、それぞれの道を歩み出そうとしている。
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