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小さな恋のメロディPart2
昨日の続きだが、私の長男、当時、小学2年生は、キャンプで出会ったリヨちゃん(骨太君の娘さん)の事が忘れられないみたいだ。
時々、ぼーっと外を眺める日が多くなった。
私は思った。
こいつ、恋の病だな……
私は長男に聞いた。
リヨちゃんの事が忘れられないのか?
私、軽はずみに聞いた。
ムスッとしてる。
「そんなんじゃないよ!」
逃げて行った。
私は反省して後日、骨太君の家に遊びに行く計画を立てた。
骨太君の家に着き、家族が出迎えてくれた。
もちろん、リヨちゃんもいる。
私達は直ぐに2人で遊ぶだろうと思った。
しかし、長男は私の体に隠れモジモジしてる。
リヨちゃんも骨太君の体に隠れてモジモジしてる。
お互い、初恋の照れなんだろうか。
私は言った。
「2人で遊んでおいで!」
でも、行かなかった……
「パパ、帰ろう……」
駄目だ……こいつ、草食系男子過ぎる!
何故、ガツガツ行かない……
2人は最後まで目を合わす事は無く、2人の小さなメロディは流れる事はなかった。
想い思った初恋は、思いもよらぬ2人の苦い思い出になっただろう……
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