我ら、毒グモ軍団

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思い出せない過去。 私達は、逃亡者君の家で思い出話に花を咲かせた。 逃亡者君は言った。 「よくもまぁ、昔はバカな事ばかりしたよな!」 私は言った。 「いやっ、逃亡者君が1番無茶苦茶だったよ。」 骨太君は言った。 「いやっ、ひーちゃんかも知れない。 1番の思い出は、ひーちゃんの裸電球だよ。 俺は、あの衝撃場面を今でも忘れられない、あれは今でも鮮明に覚えてる。」 逃亡者君も言った。 「今でも、あれは夢に出てくる。 悪夢だ!」 なんなんだ……⁇ 裸電球って……⁇ 私は全然覚えていません。 当時、毒グモ団は、私の家に来たみたいだ。 話を聞いていくうちに少しずつ当時の事を思い出した。 私の実家にはクリスマスツリーが飾られていたんだ。 クリスマスが終わり、母親がクリスマスツリーを片付けて、カラフルな電球がテーブルに無造作に置かれていた。 彼らは何もするでも無く、私の部屋で漫画を見ていた。 私の部屋は和室のガラス戸で仕切られてる。 私は、どうも一人舞台をしたそうだ…… 私は和室の部屋に行き、1人、裸になりカラフルな電球を付けて、周りを真っ暗にした。 ガラス戸に浮かぶ怪しい光と影だったらしい。 もう、そこから毒グモ軍団の皆んなはビビっていたそうだ。 突然、私は和室のガラス戸を開けて、ストリップショーを始めたそうだ。 怪しい歌を歌いながら…… 皆んなはその場の状況に震え上がったそうだ。 そう言えば、そんな事したかなぁ……⁇ あまり、私、記憶にございませんけど!
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