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2 猛暑が続く暑い夏、私はクーラーをガンガンに効かし、 事務所でうたた寝をしていた。 最近、仕事の依頼が増えて来たので、スタッフを二人増やし、 僕に後輩が出来たのです。 一人は、剛田たけし(男性)年齢は、私よりは少し上。 正義感が強く、身体も頑丈で喧嘩も強そう。 勿論私よりは弱いのは、当然ですが。 芸能人で言えば 照英みたいな感じです。 もう一人は女性で、園田真梨子。25歳 そこそこの美人。 芸能人で言えば、痩せた柴咲コウって言う感じだ。 一見おとなしく見えるのではあるが気が強くて、馬鹿な男を見下す感がある。 先輩である私は、暑い夏は張り込みなどする事もなく、 事務所に待機していた。 いつ、お客様が来られることがあるかも知れない。 私の様なベテランでないと、この任務はこなせない。 うたた寝から目覚めると、時刻は午後の2時を過ぎていた。 よく寝たつもりだったが、僅かな時間だった。 事務所の窓から外を見下ろすと、のどかな風景が見えていた。 平和な日本に感謝しないといけない と、呑気な事を考えていた時、インターホンがなった。 お客様か?と思って出てみると、園田真梨子である。 事務所はいつも施錠していて、インターホンを押す事になっている。 「暑い🥵〜。先輩は良いわね。こんな涼しい所にいられて」 と、事務所に入るなり愚痴を言われた 「ご苦労様。どうだった。張り込みは?」
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