秋の日のこころの・・・

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ひょんなことからやってきたこの村。 田んぼが続き、家も転々としか見当たらない。 のどかな風景ではあるが、少し飽きてきた。 道端に木陰があり、座り心地のよさそうな石を見つけた。 石に腰掛け、ぼんやりと黄色く揺れる稲の海を眺める。 すーっと小さな赤とんぼが目の前を飛びさった。 毎日のイライラに我慢の限界が来ていた。 人の悪口 こき落とす暴言 終わらない仕事 人を信用できないくせに笑っている自分の顔 毎日毎日 同じことの繰り返し。駄目だと、嫌だと思っても 抜け出せない暮らしのループに 諦めた未来が儚く 思い出すのも馬鹿馬鹿しい。
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