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が、今回合コンで知り合った男も
どこまで信用していいものか
典子に言わせると
「そんな優良物件が特定の相手無しに
今頃まで残っているわけがない」
確かにその意見はもっともだ
今は見えてないだけで木島にどんな
欠点があるのか
もしかして、アブノーマルな趣味がある?
実はギャンブル好き?
ベッドで隣に寝る洋平を見ながら
美穂は
「そんなこともなさそう」
と思う
むしろ
「相性悪くないと思う」
だった
美穂は、価値観が似ていることも大事だが、
体の相性も大事だと思っている。
単に私と同じように、以前はいたけれど、
たまたま今彼女がいないだけかもしれない
商社勤めの男と付き合うのは初めてでもあり
好奇心の方が強かった
結局、そのままホテルに泊まった美穂は、
メイク用品は持っていたので
下着だけコンビニで調達しておいた
空港内のコンビニとて、旅行用品の品揃えは
かなり豊富だった
そうして朝起きると木島と朝食を取り、
昼まで一緒に過ごすと、
会社に戻って少し片付けておきたいことがある
という木島に
「明日は気をつけて行ってらしてください」
と言って、美穂は下北沢の自宅に帰った
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