2年目のジンクス

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部屋番号を確認し、ドアの前に来ると かろうじてボール紙で書かれた 『木島』の文字が表札の場所に 差し込んであった インターホンを鳴らす ピンポーン 応答が無かったので、 「あれ?出かけてる?近所に買い物とか?」 メッセージを送ろうかと思ったその時 なんとなくドアノブに手をかけた カチャ… あれ、開いてる 不用心だな〜いくら男の一人暮らしとは言え そう思いながら、そっとドアを開けて中に 入っていく 「洋平、いる?」 電気がついておらず、太陽光だけだったので 部屋の中は薄暗かったが、布団に誰かが寝ているのが目に入った 「洋平、まだ寝てた?ごめんねー来ちゃった」 と言いながら、布団を敷いてある方へ 足を踏み出したその時 洋平らしき男の横に 茶髪の女がいるのに気がついた
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