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恐る恐る近づいていく
「え?女…?誰?」
目から入る情報に、頭の中は混乱していたが
とにかく確認しなくちゃ
今はまず確認…
美穂が布団に近づいく足音で
洋平が目を覚まし
「…み…美穂…?」
枕元に立つ美穂の姿を見て
洋平は慌てて起きあがろうとする
しかし、何も身に纏っていない事に
気づいたのか
近くにあったバスタオルを手に取り、
腰に巻きつけながら起きると、
「美穂、待ち合わせは2時じゃ⁈、いや、そうじゃない、違う、これは違うんだ!」
「…違う?何が?貴方の隣にいる女は誰⁈」
洋平の事を
『貴方』と呼ぶ美穂の低い声を初めて聞き、
観念したように
「…こっちに来てから知り合ったんだ、美穂がいないし、寂しくてつい魔がさして…」
すると、茶髪の女も目を覚ました
「キャッ!」
と叫ぶと
「誰よ!この女」
茶髪のロングヘアー、少し色黒でスレンダーに見えるこの女は、美穂とは180度違うタイプだ
「それはこっちのセリフなんだけど!」
美穂は努めて冷静に
「まずは、みっともないから2人とも服を着なよ、話はそれからよ」
と言った
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