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最後の一杯を飲み終わり
会計を済ませると有楽町駅に向かって歩く
「あ…、彗」
沙夜が手を挙げながら三浦くんに
歩み寄る
実物は
ほぇ〜、カッコいいじゃん！
昔からイケメン、とは思ってたけど
背も、あれ、こんなに高かったっけ？
それに鍛えてるっぽい身体
大人っぽくなったなぁ
てか、大人だよね
なんか恋心と言うよりは、親心に近い感覚？
で上から下まで眺めちゃう
あら、今気がついたけど、隣の地味メン
って言うか
三浦くんのオーラが凄すぎて目立たないヤツ
よく見ると、メガネ顔が萌える？
表現合ってるかしら
私の好きな顔立ち
メガネ外しても結構イケてるんじゃない？
ん？あれ…どこかで会ったっけ？
なんか…雰囲気、誠実そう
ま、『誠実』…かどうか
実際に付き合ってみなきゃ
わかんないけどね
これは経験上
たまには自分から声かけてみようか
そう思って、典子が三浦くんと
話してる隙に、地味メンに声かけた
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