4人が本棚に入れています
本棚に追加
月の光が落ちる街で
胸に抱える悲しみも
行き場のない腹立たしさも
銀色の光に染まって
まるですべてが夢のよう
あなたが観せてくれた映画
あなたが聴かせてくれた歌
なにもかもが今
真実に撃ち抜かれた傷の中
月の光を薬みたいに
その傷に塗り込んで
なんの憂いもなく眠りたい
朝の光を浴びたなら
悲しみや腹立たしさが
またその傷を疼かせるから
月の光を薬みたいに
その傷に塗り込んで
なんの憂いもなく目覚めたい
すべてが夢だったと思えるように
最初のコメントを投稿しよう!