🏥初めての婦人科🏥

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電話口 『お電話、ありがとうございます。 東雲婦人科病院…受付です。』 あ、まだやってた! あたし 姫風 小夏(ひめかぜこなつ) 「あ、えと…こんばんわ! 初めてなんですけど、予約をしたくて…」 電話口の女性が 頷いたような声が聞こえた。 電話口 『はい、どのような症状でしょうか?』 あたし 姫風 小夏(ひめかぜこなつ) 「その…不感症、です… 何をしても、感じないので診てほしくて。 あの、今から行っても大丈夫でしょうか?」 電話口でなにか、ペラペラした 紙のすれるような音が聞こえる。 電話口 『申し訳ございません 本日は予約がいっぱいでして… ん~、あ…最後の時間であれば ひとつ空きがありますね。』 良かった! あたし 姫風 小夏(ひめかぜこなつ) 「そしたら、そこに いれていただけますか!すぐ行きます!」 電話口で頷く声が聞こえる。 電話口 『ご予約、お取りしますので お名前をお願いいたします。』 あたしは頷く。 あたし 姫風 小夏(ひめかぜこなつ) 「姫風 小夏です。」 何か書き込むような音が聞こえる。 電話口 『姫風様ですね、はい… ご予約とれました! お待ちしておりますので お気をつけて、お越しください。』 お礼を言ったあと、電話を切てすぐ スーパーで買い物したものを冷蔵庫に入れて。 肩下げ鞄に、スマホや お財布が入ってるか確認する… うん、全部そろってるわね。 家を出たあたしは、玄関にカギをかけ さっそく、東雲婦人科病院に向かった。
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