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院長
東雲 麗
「小夏、好きなところに
座って待っていてくれ。
貴女の家だと思って
くつろいでいてほしい。」
台所にいる彼は振り向いて微笑み
あたしは、頷いていた。
あたし
姫風 小夏
「あ、ありがとうございます…//」
あたしは食卓テーブルの
椅子にそっと座る…
院長
東雲 麗
「あ、テレビ…つけてくれても良い。」
再び、振り向いてくれた麗さん
あたしは小さく頷いて、許可もいただけたし
テレビをつけて、ニュースを見る。
その間に、台所の方から
お肉を焼くような音が聞こえてきて
気になって、チラッと見ると
ステーキのお肉を
味つけしながら、焼いてくれていた!
良い香りが、ただよってくる…
あたし
姫風 小夏
「…♪」
そう言えば、あいつ
1度も料理してくれたことなかったな…
あんなやつの事、もう忘れないと。
院長
東雲 麗
「お待たせ、出来たよ。」
麗さんの声でハッとして見ると
テーブルの上に、美味しそうな
ステーキが乗った鉄板とサラダが並べられていく!
ジュージュー音が聞こえてて、肉汁が出てる…
あたし
姫風 小夏
「ご、ごくり…お、美味しそうっ」
彼は隣に座ってきて…
いつもより、距離が近く心臓が騒がしい//
院長
東雲 麗
「もう少し近くにいたいんだ…//」
そんな事、言われたの初めて…//
あたし
姫風 小夏
「麗さん…//」
嬉しくて、彼に
にこりと笑いかけていた。
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