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 ぽぅ 淡く小さな光が夜を照らす  指先ほどの蛍が放つ光は  ずっと 見つめていられるほど 柔らかい  物も 言わずに  光を点滅させている 小さな命が愛おしくて  ただ黙って 蛍野原をそぞろ歩く  柔らかな光の群衆が なんと美しいことか  その光は 荒んだ私の心に   優しく 沁み入る  
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