フットの初恋

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「うぇへへへぇミレーちゃあん♪」 フットはスマホを見てニヤニヤしている。 「何を見ているのお兄ちゃん?」 そこで話しかけて来るのはサリーナ。フットの従姉妹だ。 「な、なんでもねえよ!」 フットは咄嗟にスマホを隠す。 「鼻の下を垂らしてみっともない、そんなだから女にモテないのよ」 「うるさいなぁあっちに行ってろよ!」 フットは怒る。 「どうしたのまた喧嘩?」 「お姉ちゃんあんなの相手しないでゲームしよ」 シエリが出てきたがサリーナはシエリの肩に手を置いて裏へ上がった。 フットはミレーと言った女性とやり取りしていた。 『私は日本人とアメリカ人のハーフで母は日本人でした。でもでも幼い頃に母は亡くなってます。日本に興味があります』 と拙い日本語でフットにDMが来た。 「良かったら俺が教えますよ。日本に興味があって日本人として嬉しいです」 フットはスマホを凝視しながら文字を打った。 『まあ、貴方は素晴らしい人です。日本人の母が言った通りとても優しい日本人男性ですね』 と届き更にフットは舞い上がった。
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