4人が本棚に入れています
本棚に追加
「うぇへへへぇミレーちゃあん♪」
フットはスマホを見てニヤニヤしている。
「何を見ているのお兄ちゃん?」
そこで話しかけて来るのはサリーナ。フットの従姉妹だ。
「な、なんでもねえよ!」
フットは咄嗟にスマホを隠す。
「鼻の下を垂らしてみっともない、そんなだから女にモテないのよ」
「うるさいなぁあっちに行ってろよ!」
フットは怒る。
「どうしたのまた喧嘩?」
「お姉ちゃんあんなの相手しないでゲームしよ」
シエリが出てきたがサリーナはシエリの肩に手を置いて裏へ上がった。
フットはミレーと言った女性とやり取りしていた。
『私は日本人とアメリカ人のハーフで母は日本人でした。でもでも幼い頃に母は亡くなってます。日本に興味があります』
と拙い日本語でフットにDMが来た。
「良かったら俺が教えますよ。日本に興味があって日本人として嬉しいです」
フットはスマホを凝視しながら文字を打った。
『まあ、貴方は素晴らしい人です。日本人の母が言った通りとても優しい日本人男性ですね』
と届き更にフットは舞い上がった。
最初のコメントを投稿しよう!