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ミールはフットにめがける。
今度こそトドメの一撃を刺さんばかりに。
フットはそれを食い止め、更に投げた。
ミールは回旋して見事に着地する。
「まだそんな力が残っていたのですね」
「当たり前だ、女相手に負けるフット様じゃない!」
フットは強がる。
「ミール君下がりたまえ!」
そしてノフィンがレイピアを手に持ってフットを突こうとする。
フットとノフィンが攻防をする。
フットは地を蹴ってノフィンに砂を浴びせる。
「うわっ!目に砂が…!」
「ノフィン破れたり!」
トドメにフットはノフィンを地に沈める。
「叔父さんは戦い方が上品過ぎるんだ、俺はガキの頃からストリートファイトで飯食ってたんだよ」
フットは言う。
「戦い方が卑劣ですよフットさん、しかし私とて少女時代を戦場で過ごしてきました。ダーティーさなら私も負けてはいませんよ!」
ミールは笑みを見せた。
「どうだかな?見るからに上品な貴女が喧嘩慣れしているとは思いませんが?」
「それは戦ってから言う事です!」
ミールが戦いを仕掛けた。
「オラオラオラオラ!!」
ドカバキドカバキ!!
ミールは野獣のように猛りながらフットに拳を浴びせる。
「ぶわぁ痛ってぇ!!」
フットは防戦一方になる。
「さっきまでの勢いはどうしたのですフット!」
ミールは更に猛攻を仕掛ける。
(このままじゃやられる、しかし俺にはまだ切り札がある!これだけはしたくは無かったが…!)
フットが仕掛ける切り札とは!?
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