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シエリ達はいじめられている少女を庇いメイド達に向かう。
「ちょっとマジでやり合うのアンタ達…」
サリーナは本意では無かったのでアワアワしている。
「やらなきゃ…いじめられている子をそのままにはできない!」シエリは言う。
「そうですぅ!シュカシュカは人の力を引き出す異能『チアパワー』があるですぅ!だから大丈夫ですぅ!」
「大丈夫じゃないってば!」
サリーナは言う。
「意気地なし…」いじめられていた子がサリーナに言った。
「なんですって?」
サリーナはいじめられっ子を強く睨む。
「くくく意気地なしな上に短気ですね…貴女も他の人と同じ…屑ですね…」
少女は含み笑いしながらボソボソした口調でサリーナを毒づく。
サリーナは怒りやら恥ずかしさやらで顔を真っ赤にさせる。
「このクソガキ!コイツらをやっつけたら次はアンタだからね覚悟しなさいよ!」
「ひいぃ!」
サリーナが怒ると少女は態度を一変させてビビった。
「子供相手に何キレてるの?みっともな」
いじめっ子がサリーナを毒づく。
「さっきまでコイツいじめてたアンタがそれ言う?」
サリーナは睨みの視線をいじめっ子に向ける。
「大丈夫ですぅシュカシュカのロザリオで…『神よ、シエリ達に奇跡の力を!』」
シュカシュカはロザリオを自身の胸元で翳し祈る。
ブワン…するとシエリ達に光の膜が覆う。
「力がみなぎってくる、ありがとうシュカシュカちゃん!」
「ああやってやるわよやれば良いんでしょ!」
シエリとサリーナはいじめっ子に向かった。
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