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少女は思った。
(次に私がいじめられたらどうしよう怖い怖い怖い)と。
一方シエリ達はいじめっ子と戦っている。
ドカンドカンドカン!!
「お、覚えてなさい!!」といじめっ子達は退散した。
「さあ覚悟は良い?」
サリーナは次は震えている子に標的を変える。
「やめてくださぁい!」シュカシュカがサリーナを止める。
「何よシュカシュカ、この子はまるで歳上に対する態度がなってないじゃないのよ」
「まあまあまあ…」
怒るサリーナをシエリは宥める。
「怖かったですねぇ大丈夫ですか?」
「ありがとうございます先輩…」
シュカシュカはジーンと来た。
先輩と言われるなんて。
「畏まらなくても、同じ目線で接しても大丈夫ですよぉところでお名前はなんと言うですか?」
「ノーナと言います」
「シュカシュカですぅ仲良くしましょうね♪」
シュカシュカがノーナと接しているのを見てシエリは言った。
「シュカシュカちゃんすっかりお姉さんって感じだね」
「思えばシュカシュカって後輩と言うか歳下と接する機会が無かったよね少子高齢化の時代で不甲斐ない大人のせいね」
サリーナも事実上1番歳下のシュカシュカには同情する。
サリーナはシュカシュカの後輩にあたるが6歳も歳上だからでシュカシュカは彼女に遠慮していた。
歳下と接するのはシュカシュカにとって貴重な事なのかも知れない。
「そうだそうだ!休みの日にでも街にお出かけしませんかぁ?シュカシュカ、ノーナちゃんとお喋りしたいですぅ!」
「い…良いですが…」
ノーナはノーナでシュカシュカにちょっと引く。
こんなにフレンドリーに接してくる子はシュカシュカが初めてなだけに。
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