少女ノーナ

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ノーナも思った。 (思えば私は人間族と分かり合えると信じて人間界に来たんだった、いじめられまくってたらその事も忘れちゃってたけど…) ノーナは迫害される日々に目的を見失いかけていた。 蟲族の中では温厚なノーナだが人間の中では礼儀も知らない、不気味な子という目で見られる事になったノーナ。 だからだから、シュカシュカがノーナにとってはじめての親友でありお姉さんと呼べる存在だった。 それからそれから…。 「え?貴女がノーナの教育係になりたいと言うの?」 メイド長がシュカシュカを見て言う。 「はいですぅ!ノーナちゃんは罵声されて可哀想ですぅ」 「当然よノーナは鈍臭いもの、それに先輩に対する態度も悪いし、すぐヒステリーを起こすから少し厳しめでちょうど良いのよ」 「厳しすぎるからあんなになってるですぅ」 シュカシュカは引かず弁明を続けるのでメイド長も考える。 「でもシュカシュカちゃんのような優しいタイプの子は駄目だわ利用されるのがオチよ」 「メイド長、シュカシュカちゃんはやってくれると思います」 隣にいたシエリもメイド長に懇願した。 「まあ良いわ教育係は貴女にしてみましょう駄目だったらすぐに交代だからね」 「任せてくださぁい」 それからメイド長室から出るシュカシュカ達。 「本当に大丈夫なのシュカシュカちゃん?」 「大丈夫ですぅこのロザリオがシュカシュカを守ってくれるですぅ」 シュカシュカはロザリオを持って言った。
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