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ーーー次の日
ノーナとシュカシュカはデートに出かける。
「デートですねシュカシュカお姉ちゃん」
「デートですねぇ♪」
ノーナはシュカシュカに擦り寄りシュカシュカはノーナを手で引き寄せる。
本当にカップル同士みたいに。
『次はパコパコ市、忘れ物無いようにお降りください』
バスがアナウンスの後に停車する。
「次みたいだわ降りましょう」
「はいシュカシュカ姉様」
二人は降りると煌びやかな服装をした人達が街を闊歩していた。
大きな建物群もありテレビまで付いていた。
灯り電灯が沢山あったり、賑やかだった。
「凄いところですねシュカシュカ姉様…」
「本当ですねぇ一人で行ったら迷子になりそうですぅ」
そしてそして迷子にならないように手を繋いで歩いているとメイド服を着た女性がチラシを配っているのが見えた。
「チラシのお配りですかぁシュカシュカ達も受け取るですぅ」
「チラシなんて受け取ってもな…」
シュカシュカは言うがノーナはショげだす。
「ノーナちゃん、シュカシュカもチラシ配りで人が中々受け取ってくれなくて悲しい思いをした事があるですぅホラホラあのお姉さんも泣きそうになってるですぅ」
見ると可愛らしいメイドの女性が在庫の山を抱えながらその場に泣きそうになっていた。
「それを見るのが楽しいんじゃないですかグフフ…」
ノーナは嫌らしい笑いを浮かべた。
「ノーナちゃんはいけない子ですね人の不幸を喜ぶなんて!そんな子ならシュカシュカはノーナちゃんを相手にしません!」
シュカシュカはノーナを強く叱る。
「そんなシュカシュカ姉様…ノーナを嫌いにならないで…」
「だったら人を笑顔にすることをしなきゃですぅ行きますよノーナちゃん!」
シュカシュカは笑顔で言った。
「お姉さんそのチラシ気になるですぅシュカシュカ達にください〜♪」
泣きそうになっていたメイドだったがシュカシュカ達を見た途端元気になった。
「ありがとうございます発達障害の勤めるメイド喫茶星ふるばにらスターブロッサムをよろしくお願いします♪」
「はったつ…?長いお名前ですねえ…」
「省略しても構いませんよ「星降るばにら」とか「スタブロ」と呼ぶ方もいます♪」
女性は凄いテンションで説明する。
「それとそれと私は二児の母のかやと言いますよろしくお願いします!ちなみに1番歳上の長女は15歳です♪」
かやと名乗った女性が頭を下げた途端ヘッドドレスが地面に落ちた。
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