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っとそこで何者かの影がノーナを覆った。
「あらあノーナちゃんじゃない?こんな所でどうしたのかしら?」
一人の少女が親しげに挨拶してくる。
(この子はエネミーちゃん、親しそうにしてくるけど時々不機嫌になるし遅いとか色々難癖つけてくるから苦手なんだよなぁ)
ノーナはその少女、エネミーを苦手に思っていたのでフイとどこかへ顔を向けた。
「そこに何かあるのせっかくお友達がこうして声をかけてあげてるのに?」
エネミーはノーナと対面するように顔を向ける。
ノーナがシュカシュカから貰った人形を大事に抱えていたのがエネミーの目に映る。
「可愛いお人形さんじゃないちょっと見せて♪」
「きゃっ!やめてやめて!!」
ノーナとエネミーの人形の奪い合いが始まる。
「何してるですかぁ!!」
そこでシュカシュカが現れる。
「おっとこの子が怪我しても良いですか?」
エネミーはノーナの首元に刃物を突きつけた。
「ロザリオ投げ!!」
シュカシュカの投げたロザリオはエネミーの額にグサリと刺さる。
「痛ーい覚えてなさい私には強力なバックがいるんですからねっ!」
エネミーは呪詛を放ってその場から去った。
「謝った方が良いよあの子の言う通りあの子には強力なバックがいる目をつけられるよ!」
「大丈夫ですぅノーナちゃんはシュカシュカが守るですぅ!」
シュカシュカは力強く答えた。
とは言え恐怖ですくみそうになり楽しむどころでは無くなった。
(いいやシュカシュカは乗り切らなきゃですぅお姉さんですからあ!)
と言い聞かせながらも。
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