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チイチイ達が語りかけるもノーナには見えないのでノーナはその声に聞いてみる。
「神様ですか?」
『神様でも何でも良えわとにかくウチらの話を聞いて、シュカシュカはアンタの身代わりになってえらい目に遭うとるんや、アンタも助けたげて』
チイチイはお告げのように説得する。
「ふーんでも私はこれでいじめられなくて済んでます、私は蟲族にとって必要な存在、シュカシュカ姉様には悪いですが必要な犠牲です」
ノーナは何食わぬ顔して言う。
『君は何言ってるのかわかってるのか!?』
フットが声を荒げる。
「ひっ!悪魔の声ですか!やめてください!私を苦しめないで!!」
ノーナは怒鳴る。
『フットやめ、ごめん迷惑かけたな他当たるわ』
そしてチイチイ達はノーナを解放した。
そしてチイチイはフットに言う。
『ウチやったら人が苦しんでたらすぐに助けに行くのにな』
『僕もですよ、可愛い姿してても蟲族は蟲族ですね』
と愚痴り合い次の相手を探しに出た。
『シュカシュカ本人に言うしかない、他の子の力を借りて自殺ルート回避させるためにな』
『それが良さそうですね』
チイフトはシュカシュカの元へ。
シュカシュカはメイド達の罵声を浴びながらせっせと仕事していた。
「何チンタラしているのよ!要領も悪いしやる気あるの!?」
「す、すみません…!っあ!」
ドンガラガッシャーン!シュカシュカは食器陣を落としてしまう。
「あーめちゃくちゃにして!これ一枚だけでも5000円はするのよアンタの給料から天引きするからね!」
「そんな!そんな事したらシュカシュカが無一文に…「じゃあ何もしない?仕事あるだけでもありがたいと思いな!」
シュカシュカはあの時以来いつもより重作業に従事させられる事になった。
あの時とはノーナをフレネミーから救った事だ。
ノーナには強力なバックがいた。
それからそれから、シュカシュカは不利な立場に置かれる事になった。
『可哀想に、それにしてもウチらが動けたらシュカシュカいじめよる連中半殺しにしてやりたいわ!』
『そうですね、生身が無いのが歯痒いです』
そしてそしてチイチイ達はシュカシュカに語りかける。
『シュカシュカ…シュカシュカ…』
「その声はチイチイママ!?どこかにいるですか!?」
シュカシュカの表情と声は明るくなる。
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