4人が本棚に入れています
本棚に追加
/99ページ
するとユーリは箸を止めた。
ん?と言った様子に少年少女は母を見る。
「「どうしたのお母さん?」」
「ユーリさん?」
ユーリは唐突に放った。
「フット、貴方ミレーさんをブロックしなさい!」
「な、なんでだよユーリさん!」
「そうよお母さん!!」
フットとシエリが言う。
「それはロマンス詐欺よ!!」
「「ロマンス詐欺!?」」
ユーリの一声にフトシエが聞く。
「聞いた事あるよお兄ちゃん!あの子には関わらない方が良いよ!」
サリーナも言う。
「ははんわかったぞ、アンタ達は俺があんな可愛い子と付き合ってる事が悔しいんだな?」
「馬鹿何言ってるの?アンタの為よ!」
「うるさい!俺は別れないからな!!」
ユーリとフットは争う。
「争わないで!ご飯が台無しになっちゃう!!」
シエリが止める。
(困ったわね、明日頼れる先輩達に聞いてこないと…)サリーナは考えた。
「くそ、食欲無くなった!上に上がる!」
そう言ってフットは2階に上がった。
「んもうお兄ちゃんったら…」
シエリは心配する。
フットは自分の部屋でミレーとDMしていた。
『親愛なるフット、私達はシリアの街をパトロールし、今戻ってきたところです。調子はいかがですか?』
「晩御飯を食べて来ました。貴女のような美少女達が街を守っているなんて立派です!正にワルキューレですな!」
再びメールが。
『フット、貴方は本当に素敵な方です!貴方とチャットする度に癒されます!』
(そうだよな、ミレーちゃんが詐欺だなんてそんな訳あるものか!)
フットは強くそう思った。
最初のコメントを投稿しよう!