フットの初恋

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するとユーリは箸を止めた。 ん?と言った様子に少年少女は母を見る。 「「どうしたのお母さん?」」 「ユーリさん?」 ユーリは唐突に放った。 「フット、貴方ミレーさんをブロックしなさい!」 「な、なんでだよユーリさん!」 「そうよお母さん!!」 フットとシエリが言う。 「それはロマンス詐欺よ!!」 「「ロマンス詐欺!?」」 ユーリの一声にフトシエが聞く。 「聞いた事あるよお兄ちゃん!あの子には関わらない方が良いよ!」 サリーナも言う。 「ははんわかったぞ、アンタ達は俺があんな可愛い子と付き合ってる事が悔しいんだな?」 「馬鹿何言ってるの?アンタの為よ!」 「うるさい!俺は別れないからな!!」 ユーリとフットは争う。 「争わないで!ご飯が台無しになっちゃう!!」 シエリが止める。 (困ったわね、明日頼れる先輩達に聞いてこないと…)サリーナは考えた。 「くそ、食欲無くなった!上に上がる!」 そう言ってフットは2階に上がった。 「んもうお兄ちゃんったら…」 シエリは心配する。 フットは自分の部屋でミレーとDMしていた。 『親愛なるフット、私達はシリアの街をパトロールし、今戻ってきたところです。調子はいかがですか?』 「晩御飯を食べて来ました。貴女のような美少女達が街を守っているなんて立派です!正にワルキューレですな!」 再びメールが。 『フット、貴方は本当に素敵な方です!貴方とチャットする度に癒されます!』 (そうだよな、ミレーちゃんが詐欺だなんてそんな訳あるものか!) フットは強くそう思った。
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