〝文明の星〟理論 要約

1/1
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ

〝文明の星〟理論 要約

色々な文化的作品に刺激され、技術や政策の本を読んでいたら、次のような文明論を考えることができました。 ぜひとも何らかの形で、社会の役に立てたらと思っています。 1 文明の要素(エレメント)、または要因(ファクター) 039192a4-ae70-4dae-bade-83021aa99db0 人類を繁栄させた文明の、六つの要素は〝知る、する、決める、ヒト、モノ、環境〟だと思います。 詳しくいうと、科学・技術、経済・社会活動、制度・政策、人的資源、物的資源、自然・社会環境です。 これら六つの〝文明の要素(エレメンツ)〟を六芒星(ろくぼうせい)(✡)の上に並べて矢印で結んでみたら、なんとビックリ! 様々な技術社会論の名著や国際・国内政策の要点、さらには人間と文明や環境の関係がまとめて分かる、便利な理論ができました。 2 文明の構造(システム) e7c45beb-2af0-4eb8-80ba-d6351678ec15 文明活動の本体は、全ての人が営む経済・社会活動です。 私達が生きるのに必要な富を作って、それを豊かにするのが技術、富を分けて健全に保つのが政策です。 技術と政策は文明の両輪であり、他の要素との関係から、左右対称の形で分類できます。 この〝文明の構造(システム)〟における政策の分類に、わずかな実務的修正を加えると、国連の総合政策であるSDGs(持続的な開発目標=人類文明の持続的発展のための政策目標)の5要素や、国と地方の政策の体系が分かります。 3 文明の循環(サイクル) 0ef41523-e036-4e11-bf6b-788d061398b9 技術が進めば経済・社会活動は拡大・省力・複雑・加速化するので、政策もまた、国際化など広域化と共に、民主化など分権化します。 また、ある技術水準で利害調整政策を極めると、その限界を突破する新技術導入政策が必須となります。 この〝文明の循環(サイクル)〟が分かると、国連が企業や市民にもSDGsへの参画を呼びかける理由が分かります。また、国がDX(デジタル改革(トランスフォーメーション))やSociety(ソサエティー)5.0などの政策により、情報社会の完成とAI社会の建設をめざす理由が分かります。 4 文明の潮流(トレンド) 3451cc6a-c9ff-408c-83f1-99444454ff7b 文明の循環(サイクル)を重ねる中で、技術にできることが増えると、政策がすべきことも増え、今では建設・国防や産業振興・社会保障に続き、保健・教育や国際協調・官民協働も重要な分野となっています。 簡単に言うと、富の生産と配分に加え、人の向上と活用も可能となり、かつ必要となってきました。 この〝文明の潮流(トレンド)〟が分かると、SDGsの4つの持続可能性(環境、経済、[人間含む]社会、政策における持続可能性)や、〝誰ひとり取り残さない〟という標語の意味(乱開発や社会紛争だけでなく、人々や制度の淘汰に伴う代償の回避)が分かります。 〝文明の星〟理論として、他にも関連作品を投稿しています。 ご興味のある方はぜひ、ご一読いただけましたら幸いです。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!