ハジメテの客

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「ぁああっ!」  いきなりの抽挿に驚いて、カーティアの喉から大きな悲鳴が漏れる。ぎゅっとヴィクトルと握り合った手に、力を込めた。 「っはぁ、あなたの、ナカ、とてもいい……」 「あぁっ! あんっ」  身体を揺さぶられ、激しく抽挿される。淫らな水音と肉同士がぶつかるような音が部屋中に響き渡り、カーティアの頭がくらくらとした。 「あんっ! ぁ、あっ!」  肉棒が、カーティアの最も感じる場所をこすり、出ていき、挿ってくる。  それだけで、カーティアは感じてしまった。……小さな快感は集まり、大きな快楽へと押し上げられる。 「あなたは、本当に可愛い」 「ぁっ!」 「ほら、ここも一緒に……」  ヴィクトルが空いているほうの手を伸ばして、カーティアの乳首に触れた。ぎゅっとつままれると、蜜壺がぎゅうぎゅうと締まり、ヴィクトルのモノをさらに締め付ける。 「や、めっ! それ、だめぇ……!」 「そんなわけがないだろう。……あなたのナカは、うねっている」  口だけの拒絶だと、見抜かれていた。  ヴィクトルはカーティアの身体を貪るように、最奥を突いてくる。それだけで、頭が惚けるほどに気持ちいい。 「ぁあんっ! も、だめ、だめなのぉ……!」  襲い来る絶頂の予感に、カーティアがぶんぶんと首を横に振る。すると、ヴィクトルが口元を緩めたのがわかった。 「あぁ、俺ももうダメそうだ。……あなたに、本当に溺れてしまいそうなんだ」  ――その言葉の意味は、どういうことなのだろうか?  そう思うよりも先に、最も感じる膣壁をこすり上げられ、カーティアはあっけなく絶頂した。 「ぁああんっ!」  ぐっと蜜壺が締まり、それに反応したように最奥に熱い飛沫が放たれる。  ……ヴィクトルが、達した証だった。 「あぁ、あなたが、俺だけのものになれば……」  ぼうっとする意識の中、最後に聞こえてきたのはそんな熱に浮かされたような声だった。
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