白昼夢

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それは、真っ白な世界だった。 ふわふわの羽に頬を撫でられている感覚と、すぐ近くには、居ないはずの君がいた。 黒髪のストレートヘアをなびかせて、切れ長の目を細めて笑っていた。 これは、現実なのだろうか… 何故、君はこんなに優して可愛い笑顔を、僕に見せてくれるのだろうか? 実際の君が一度も笑ったところをみたことがない。 僕の想像で、こんなにもリアルになるものなのだろうか? 夢にしては、はっきりし過ぎている…… 僕は、君の細い肩に手を伸ばしかけた。 その瞬間ーーーー 頭を殴られたような衝撃が襲った。
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