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「何だこれは?」
No.4814のすぐそばまで飛んできて一度地面に落ち、No.4814に向かってバウンドしてきた球体。
邪魔だとNo.4814は思った。
彼がそれを蹴飛ばそうとしたその時――
爆発が起きた。
炎と風と煙が、信じられないほどの勢いでNo.4814をはじめとしたA国軍兵士達に襲い掛かる。
ついでに、球体から変化した無数の破片も、襲い掛かる。
A国軍兵士達は、一瞬のうちに炎と煙に包み込まれた。
その様子を、隊長をはじめとしたB国軍兵士達は、離れた所から見守っていた。
――上手くいっただろうか?
そんなふうにB国軍隊長が考えていると、一つの物体が彼に向かって飛んできた。
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