プロローグ

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プロローグ

◆ 「雨か……」  窓から外を見たラバンはそんなことを呟いた。雨は朝から降り続いている。このところ毎日のように天候は荒れていた。 「これも神のみぞ知る、ということなのか」  うずうずとする気持ちを抑えながら、大きくため息を吐く。そして、温かいコーヒーを口にした。  まだだ。今はまだ、そのときではない。  神はそう言っているのだろうか……。
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