『苦しめてごめん・・』―消せない過ちを悔いる日々―  

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14❧- たった一泊二日の慌ただしい帰省でそれほどゆっくりはできなかったけれど 表情の明るい友里を見て自分も久しぶりに穏やかで凪いだ気分になれた。  そんな前向きになれた帰省から赴任先に戻るとまたブチブチと上司から パワハラを受ける毎日に戻っていった。   ちょうど事務方の根米の席から上司と俺との遣り取りがよく見えるようで 度々彼女から慰められるようになった。    ある日の事、仕事が終わる間際にまたまた嫌味を言われた挙句、しれっと 係長の仕事を押し付けられた。
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